親が突然要介護状態に! 何はともあれ子供としては、親の面倒をみようということになります。初期の段階では、症状が安定するまでにどのくらいかかるかわかりませんから、会社勤めをされておられる方は、「いつ呼び出しが来るのか」におびえながら、仕事をしなければなりません。
しかし会社を休みがちになっては、給与所得という大切な収入手段を失ってしまいます。さりとて親を見捨てるわけにもいきません。ジレンマですね。
そこで介護する側のために「介護休業給付金」があります。原則として67%、つまり休業前の給与の3分の2相当分が最長3ヵ月分支給されます。
何かと物入りなのが要介護状態になった直後。医療費や介護サービスの自己負担といった恒常的な出費に加え、専用の衣類や福祉用具の購入といった一時的な出費も重なります。
出るお金は増える一方で、介護のために会社を休みがちになれば、収入は自然と減っていく、そんな状況で家計をやりくりするのは大変なので、負担を軽減する方法をできる限り活用していきましょう。